プチ起業をしているみなさんの成功したい! という思いを、間違った方に導いてしまうようなワナがこの世にはたくさんあります。(意図的ではないにしても)
私の過去の恥部をドーン! と披露することで、みなさんがそういう場面になったときにふと立ち止まって考えくれたらよいなという思いを込めたシリーズその3です。
前回のお話は、謎の個別相談で起業グループに入る羽目になってしまったところまででした。
今回は、そのグループの顔合わせの日のお話です。
人見知りがアウェイな雰囲気に圧倒される
はるばる電車に揺られ割と遠くにある、その方の自宅で行われた第一回目の講座?の日。
集まったのは私を含めて5人でした。
たどり着いてみると、すでに盛り上がっています。
とりあえずお二人はすでに既知の関係だったらしく、主宰者ともとても仲良さげに話していました。
病気になって以来、ほとんど外に出ていない私は、その雰囲気に圧倒されて、借りてきた猫状態でした。
そんな私から見ると、慣れた感じの方たちを含め、みんなすごそうに見えてしまい、ひたすら緊張していたのでした。
私はついに今月7桁行きました! に目が点
講座が始まって、ビジネスの心構え的なお話をしていた気がします。
いろいろと熱く語っていましたが、中身は…「ふーん」って感じでした。
そもそも何が行われる会なのか、詳しく説明をされていたわけでもないので、何もかもが「こういうことやるんだ」という「知る」というレベル。
ここで目が点になる言葉を耳にします。
「実は私、今月ついに7桁を達成しました!」
これを聞いて「え…」ってなりました。
だってね。
私が支払った金額×そこの人数…って考えたら、7桁なわけですよ。
どっからどう考えても、ここにいる面々から受け取った結果として思えない。
その後の「みなさんも私のようになれるように…云々」は全く耳に入らず、徴収した人の目の前でそんなことが発せる意味が分からない。。。とすでに人格を疑い始めたのでした。
(もちろんみなさん、苦笑いでした)
「学ぶことは真似ること」らしい!?
鼻高々な7桁宣言ののち、彼女が声高々に言ったのが、「学ぶことは真似ることです」発言。
これって結構起業塾で言われてるんじゃないかなぁ。未だに。
学ぶってことは真似る、真似る…まねぶ…学ぶ! って話。
つまり、ビジネスで成功したいならば、成功している人を真似ればいいって話です。
「つまり私のやっていることをやってみればいいのです!」彼女はそう言い放ちました。
一体この方は何をしているというんだろう…ぶっちゃけそんなつぶやきがココロに合ったことは内緒です。
課題はキラキラ露出! 決められたことはやらねばならないの呪い
ちょうどその講座が行われたのは、4月。もうすぐやってくるゴールデンウィーク。
師匠は、ゴールデンウィークに早速まねぶお題を出してきました。
題して「Facebookチャレンジ」
1日10投稿、30いいね…だったでしょうか。(数字に弱いので覚えていない…)
でもね。よーく考えて。私、引きこもりよ?
外に出ずに10投稿って…どう考えても無理な話です。
その無茶なお題に対して私はどうしたでしょう。
お題=やるべきこと。やらねばならないこと。
そんな信念に操られていたころの私は、師匠に対する不信感がもりもりだったにもかかわらず、「やれないのはやらないから」の呪いから抜け出すことは不可能でした。
売上7桁達成しました! 学ぶことは真似ること!? まとめ
「月商7桁」って、成功していることの証明のように使われることが多い言葉です。
確かに月に100万円稼げたら…って想像すると、すごいことだし、自分もそうなりたいって思ってしまいますよね。
でも、考えてほしいのは、そうそうおいしいことってあるものではなく、収入ってある程度の代償のもとに得られるもの。
100万円手にするための代償として、あなたは何を手放しますか?
家族との心地よい時間?
道徳心?
人からの信頼?
何かをあきらめなければ、そんな短期間で達成できるものではないです。本当に。
お仕事な順調な今の私ですが、7桁はいらん。が本音です。
自分が大切にしたいものを大切にしつつ、結果7桁になっていた、なら大歓迎ですが。