私が姉としているお花の教室の集客のためにブログを書き始めて15年ぐらいになると思います。
最初はあるあるのブログ運営サービス会社の無料ブログから始めて、その後Wordpressに移行して結構長いこと書き続けていまして、今では300ぐらいの記事がたまっています。
実際に、ブログのみでお花の教室は集客できていますし、「ブログを読んでその考え方に共感してきました」なんて嬉しいお言葉をいただくこともあります。
そんな私ですが、今でこそブログの講座なんてしていますが、少し前まで自分のしていること、知っていることが、皆さんのお役に立てるなんて、夢にも思っていなかったのですよ。
今回は、私がここにたどり着くまでにどんなことしていたの~って話をしてみたいと思います。
文章は得意ではないけどブログで集客するしかなかった理由
私はそもそも文章が得意ではないのですよ。
子供のころから作文で褒められたことは皆無だし、大学卒業時、論文もどきを書いた時には鼻で笑われる始末(論文が卒業には関係学部でよかった…)。
どちらかというと苦手分野でした。
それでも17年前に始めたお花の教室に生徒さんを集めるには、ブログを書くしかなかったわけですよ。
どうしてかって?
引きこもりだからです💦
私はどうやらHSPとかエンパスとからしく、小さい頃から人が怖くて仕方なかったのです。
つい三年前までは「私は世界中から嫌われている」と信じて疑ってはいなかったぐらい。
お勉強は好きなので、死ぬ思いでセミナーに出かけて行っては逃げ帰ってくるような性格ですから、友達なんてできるはずもありません。
そして、ビジネスを売り込む目的で人に近づくなんて、そんなのウソつきみたいでできなかったんですよね。
(今は本当に喜んでいただける人がいるって知ったので、必要ならすすめられるようになりました)
なので、人脈なんてゼローなわけです。
お花を教える先生である姉もちょっとした変な人なので、やっぱりお友達はほとんどいなくて。
しかも私たち姉妹は田舎出身で大学もこっちではないから、同級生もいないわけですよ。
で、教室はマニアックな街の住宅街・・・
インターネットにしか集客の可能性は見いだせなかったのです。
私は実は在宅お仕事歴が長く、web制作のスキルがそれなりにあったのと、もともとマーケティングオタクなので、何も疑問も持たずにインターネットの発展の波に乗って、いろいろなことをしてきたわけです。
その中の一つのツールがブログでした。
日記から独自の書き方へ移行したのは行き詰まったから
世間で流行り始めていた無料ブログサービスを利用して始めたブログは、「レッスン案内」「レッスン日記」「花材について」「制作物の紹介」という、定番もの。
(このブログをお読みの方なら、これらはブログに書いちゃいけないよ~と常々私が言っていることだってわかりますよね?)
どうしてこれではダメかという理由はマーケティング的見地からはよくお話していますが、書く側としての経験から言うと、これ、飽きるんですよ。
毎回毎回似たようなことを書き続けるのって、結構苦行です。
誰がこんなの読みたいんだろう?って疑問がわいている方、少なくないですよね。
なので、なかなか続きません。
あー。何書こう?って思っている間に、次のレッスンが近づいてきて、「あ! レッスン案内しなきゃ」ってなって、気づけばレッスン案内だけに…なんてことになっていませんか?
で、ブログって何を書けばいいんだろう?って探求の旅に出かけたわけです。
「ブログ」と言えばアフィリエイトの時代に
WordPressがはやり始めて、アフィリエイトブログがはやり始めました。
「ブログ 書き方」とかで検索して出てくるのは、「アフイリエイトのためのブログ」の書き方です。
でも、当時はその違いが私にもわからなかったんですよね…
ちなみにですが、アメブロ内では、これまた空前の起業女子ブームが起きていて、アメブロの書き方講座は流行っていました。
でも、当時から、アメブロ内の書き方は自分のホームページ内ブログとは方向性が違うっていうことは、わかっていたのでそれはあまり興味がありませんでした。
それで、そのアフィリエイトのためのブログの書き方=SEO的にヒットさせる方法を見ていくと…
- ○千文字は書きましょう
- キーワード○○でキーワードを探してタイトルに入れましょう
- 内容はお役立ちのものを
- 見出しにもキーワードを入れましょう
- ロングテールがいい etc.
と地獄のようなことがたくさんかいてありました。
でもね。
ここでも私の「つまんない」が発動するわけです。
キーワードを書きだして、端から書いて行けばいいんだよなんてセミナーも受けた気がしますが、書くだけでも苦行なのにただのタスクとして処理していく、ということが苦手なのですよ。
そして、もともとお客様目線で物を見るタイプなので、こんなのお客様が読んで本当に楽しいのか?って思ったわけです。
「これはちがう」
私の野生のカンがそう言ってました(ナニサマ?)
自分がお客様なら…何を知りたい?何なら読んでみたくなる?を追求する
そのあたりから、ルールは無視して、自分が書きたいものを書くようになっていました。
「書きたいもの」と言っても、レッスンを客観的に見ていて感じたことや、こっちの角度から説明したら生徒さんにわかりやすいのかもという視点で心理学とか脳科学とかの話や、先生をしている姉のお悩みを聞いて感じたことなど…
そういうことを書き始めると、それこそ、毎日がネタまつりです。
レッスンに関係ないニュースなども、根幹部分が同じだなーと思ったら、ブログネタになるし、生徒さんの日常生活の悩みとか愚痴などから、生徒さんになりそうな人たちのお悩みについて書いてみたり。
そうしていたら、気づけば記事がたまっていた…という感じです。
それで気づいたら、結構アクセスがあるようになって、集客には困らないようになっていました。
アフイリエイト業界では、「悲報 Googleさんのアップデートがあって圏外に飛ばされた」なんてことが話題になっている中、特に影響を受けたことはない気がします。
企業向けの戦略を小規模向けにアレンジしていくように
それでも自分にしていることに自信はなかったのですよね。
あくまで自己流ですし、自分たちはうまく行っているけど、再現性を確かめたわけではない。
なので、定期的に自分を疑う波がやってくるわけです。
そんな時、とある本に出会います。
今ではだいぶメジャーになっているものの、当時はたぶん斬新な発想だったのだと思いますが、私がしていることと全く同じような戦略の内容だったんです。
もちろん、それは企業向けなので、そのまま私たちのような小規模事業に当てはめるわけにはいきませんが、根本の考え方が同じでした。
それに出会ってから、自分がしていることはたぶん間違いないって感じるようになりました。
それからも、マーケティング大好きなのでいろいろな本を読んでみたり、セミナーに参加してみましたが、すべて企業向けのもの。
今では、企業向けの最先端マーケティングを勉強しては、地味に小規模向けにアレンジしてみたりして試してはにやにやしている…そんな感じになりました。
ということで、今では根拠もだいぶそろってきて、それなりにやっていることは間違いないって思えるようになりました。
でもね。何よりも声を大にして言いたいのは、書いてて楽しくないものは、読んでる方も楽しくないよってこと。
だから、自分が考えていること、感じているコトを書きましょう。
調べてまとめて書いても楽しくないですよね?
調べるのはいいんです。
調べる→自分の実体験、考えていることと照らし合わせて、自分オリジナルの言葉でアウトプットする、そういうイメージです。
そのぐらい向き合ってみましょうよ。
長く楽しく付き合っていくビジネスにしたいのでしたら。