「コンフォートゾーン」って言葉を耳にしたことはありますか?
変わりたいのに変われない。
そんなお悩みを持った時によく言われる言葉です。
人は「コンフォートゾーン」にいたいものなんだよ。
「変わりたいのに変われない」って悩んでたり、そんな自分にがっかりしている時にそんなことを言われたら、ちょっとたらムカッと来ますよね。
「コンフォート」なゾーン。心地よい場所?
いやいやいや心地よくないのよ。本当に。って。
コンフォートゾーンって、安全地帯であって、心地よい場所ではない。
そう感じたあなたは、その時点でコンフォートゾーンから抜けだす時が来ているのかもしれません。
今回書いている内容は、あくまで菊池の考察です。
これまでいろいろなことを学んできて、知ったこと、聞きかじったこと、そして体感して思うことです。
学術的にはどうなの?という方は、読まないことをおすすめします。
そもそもコンフォートゾーンって?
コンフォートゾーンという言葉は、様々な分野で使われていて、それによって若干意味が異なるようです。
今回は心のお話です。
そもそも私たちは基本、人間というジャンルの生物にすぎません。
生物学的には、三大欲求が満たされることが大切なわけです。
それが満たされていて、その状態が命尽きるまで永遠に続いていくことが、生物としては最高の状態なわけです。
つまり、コンフォートゾーンにいたい、安心していたい。
それが快適なのは、私たちの中にある生物的なモノが大きく影響しているわけなのです。
でもですね。
私たちは他の生物と違った”何か”を与えられた生き物なのだと思うのです。
その”何か”を強く持つ人とそうでもない人がいるのかな、と思うのです。
コンフォートゾーンが心地よくないという状態のあなたへ
外側から見たら、満たされている。
そして、冷静に自分にあるものを並べてみても、十分満たされている。
なのに、「変わりたい」っていう気持ちになる。
「変えたい」って気持ちになる。
それって何なのでしょうね。
そういう人は、「何か」をもって生まれたのだと思うのですよ。
ここにたどり着いて私のつたない文章を読んでいらっしゃる。
その時点で、「何か」に突き動かされている人なんだと思います。
生命を維持するだけではなくて、命を輝かせたい。
そんな衝動。
そんな方たちなのだと思います。
安全地帯だとわかっている。
このままいれば、そこそこ幸せなのだと思う。
でも、それは私にとっての本当の「幸せ」なのか?
そんなコンフォートゾーンが心地よくない私たちは、やっぱりそこを抜け出していくべきなのだと思います。
コンフォートゾーンから抜け出せない理由とは
では、こんなにも願っているのにコンフォートゾーンから抜け出せない理由って何でしょう?
それはやっぱり「恐怖」「恐れ」なのです。
こう書くと世間一般のよく言われている話に聞こえてしまうと思うのですが、もう少し読み進めてみてください。
やっぱり誰でも未知の世界って怖いです。
だって、見たことも経験したこともないのだから、当たり前です。
想像できるのは、残念なことや悲しいことばかり。
つまり、あなたをコンフォートゾーンにとどめているのは、やっぱり「恐怖」と「恐れ」なのですよ。
で、ここからが大切。
そこで「恐怖なんてないもんっ」とか言わずに、「そうか…怖いのか。私」と一回納得してみてください。
コンフォートゾーンから抜け出すために必要なこと
納得してみて、自分の中にある「恐れ」を認めることができれば、たぶんその後、その中身がだんだんとわかってきます。
自分が一体何を恐れているのか?と問うてみてください。
ちなみにですが、私もここでしばらく立ち止まっていました。
それでやっとわかったのです。
私の場合は、「恐れ」の正体は未来がわかりすぎているコトにありました。
(ん?未来がわからないことに対する不安って言ってなかった?矛盾していないか?と思ったあなた。
もう少し読んでみて~)
私の場合は、仕事に関わることだったので、これから先に乗り越えるべき問題や膨大な作業量を考えて、ブルーになっていました。(忙しいのは実は好きじゃない)
それが恐れの正体か?というとそれも違っていたんですよ。
それを超えた先に、もしそのプロジェクトが成功してしまったら…もっと忙しくなるんじゃないか?ということに対する恐怖だったんですよ。
それって私にとって未体験ゾーンです。
一人で仕事をしてきた私にとっては、これ以上の仕事はやりきれない、やりたくないという気持ちが強くあり、そんな未来は恐怖でしかなかったのです。
そんな時に、先を行く経営者の方とお話しする機会があって、それで初めて自分をコンフォートゾーンに縛り付けていた恐怖の正体に気づけました。
そんな忙しい未来には、協力者の存在があるってことを知ったわけです。
自分の思いに賛同してくれる仲間や優秀なスタッフ。
そんな可能性も出てくるってことを知って、一件当たり前なそのことに気づけたら、恐怖が減ったのです。
今のコンフォートゾーンを抜けた先の真のコンフォートゾーンへ行くには
今いる環境にいたまま周りの人に「コンフォートゾーンを抜けたい」的な話をしたとしても、「だよねー」という協調の言葉だけで終わってしまいます。
つまり今のあなたのコンフォートゾーンには、「抜けたいねぇ」と言いながらそこにいる人たちしかいないわけですよ。
だから、そこにいたままでは、そこから抜け出すだけの恐怖を取り除くプラスのイメージには出会えません。
かといって、はるか上の存在、コンサルタントとかすごそうな人と触れ合っても、やっぱり見えてこないんだなと思うのです。
自分より少し上のところにいる人。
そんな人と関わりを持つことはとても大切で、一つ上のコンフォートゾーンの世界を見せてもらえるチャンスなのです。
つまり、無理のないレベルで今じゃない世界へ足を踏み入れてみてください。
大きな挑戦は、心折れることが多いです。
ほんの少しでよいのですよ。
いったことのない会合に参加してみる。
たまたま目に入ったものを運命かなと思ってみる。
やっぱりほんの少しは負荷をかけないと、人は変われません。
漠然としすぎて、人に話すレベルじゃない…という方なら、私がお話聞きますよ~
たぶんあなたよりほんの少しだけ上にいます。