これは彼らをずっと見続けてきた私の勝手な考察です。
事実と違うところ満載だと思います。
ああ、こういう見方をする人もいるのね、という視点で読んでいただけたらうれしいです。
メンバー同士がリスペクトしあう至高の関係性
これまでのアイドルは、ビジュアルが美しく目立つ1人が前面に押し出され、1人とその他大勢的な組み合わせが基本だったと思う。
ビジュアルが美しいその人は、自分の美しさを自覚しており、当然自分がセンターでしょ、と思っているし、二番手に人気の人は、なんとかトップに立てないかと画策する。
そのせめぎ合いもまたグループの成長としては大切なものなのかもしれない。
とあるアイドル候補生の中にわりとまとめて扱われていた4人がいた。
その中に一人、踊りはピカイチ、歌えば完璧な男が入れられた。
その人はその他の4人にしてみれば、あこがれの人だった。
当然彼はメインボーカル。
でも、だ。
彼は目立つのが嫌いだし、前に出る気はさらさらない。
踊りを極めたのも自己満足故。
前に立とうなんて考えたこともない。
我もない。
出来れば逃げたい。そんな人だった。
一番年上で結果リーダーに。
でも仕切ろうなんて気はさらさらない。
でも、他の4人は、彼の才能を尊敬していた。
少しでも踊れるようにならなければ。歌がうまくならなければ。
おそらくそうやって彼らは常にあこがれの人とつりあう人間になろうと努力してきたと思う。
そして、その尊敬された人もまたそれがわかっている。
だからそんな4人を尊敬する。
お互いに尊敬しあう。そんな関係。
そうしてかれらは21年間走り続けた。
とあるメンバーが目立ちたがる。やりたがる。勝手に仕切りたがる。
そんなことを言うファンがいる。
ちゃんちゃらおかしい。
かれらは、お互いの得意なところを認め、全幅の信頼を寄せている。
自分の得意なことには自分が精いっぱい頑張る。
他の人が得意なところは全力でサポートに回る。
それが自然とできるグループなのだ。
そして、彼らはいつも「ファン」にとっての”アイドル”であることに誇りをもって、全力で頑張ってきた。
常にクオリティの高いものを。
ライブで届ける。
全力で歌い踊る。楽しませる。
他のアイドルが日本人好みの、メジャーなアーティストが手掛ける曲を採用するのに対し、
音楽性にこだわった楽曲をリリースし続けた。
(それは、リーダーの音楽に対する意識の高さを汲んだものなのではないかと勝手に(笑)想像している。でもまっつんもこだわり強そう…)
国民的代表曲がないじゃないかとバカなことをいう人がいる。
そんなもの、彼らにとってはどうでもいいこと。
彼らが求めているのは、ファンの幸せ。ファンが元気になれる。そんなコンセプトで音楽を作っている、心からそう感じる。
そんな彼らが来年活動休止する。
発表後の翔さんの言葉が私の予測を正しいものだと確信させてくれた。
リーダーはもともと何でもできる。
なのによく20年も私たちに付き合ってくれた、と。
大野智の勝手で・・・で怒っているファンもいると聞く。
でも、4人の気持ちはおそらく同じだ。
ここまで成長させてくれた大野君に感謝しかないのだと思う。
あの5人が集まったことは本当に奇跡だと思うし、いちばんそう思っているのは彼らなのではないかと思う。
そして嵐の活動休止となった今思う事
こんなことを、休止発表後のある時、号泣しながら書き綴っていた笑
今でも泣ける。
休止に入ってから、私と同じような見解の記事が多くなった。
ちょっとほっとしている自分がいる。
彼らは最後まで「株式会社 嵐」を貫いたのだと思う。
アイドルだって人間です! っていう声もあり、それはそれで正しいと思う。
でも彼らは、「株式会社 嵐」として、プロとして、みんなを幸福にできる仕事であるアイドルを全力でやり切ったのだ。
大晦日の日、ライブが終わり、カウコンに出るのかなーとチラッと思ってた。
でも、結果出なかった。
ちぇーーって思った。
だけど、かれは最後のライブを有料でプロとして行った。
だから、その後全国放送で誰でも見れる番組に出るのは違う、そう判断したんだなと思った。
やっぱりすごいなぁ…と思うのだ。
最後の日にまっつんが言っていた言葉。
「つらいとき。悲しいとき。嵐のたくさんの曲を聞いてください。」
自分たちがパフォーマンスできない間も曲はずっとファンのそばにいる。
そのためにできることをギリギリまでしてくれた。
ただただ感謝。